蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第220章 ずっといっしょ…18
翌日曜日
PM13:00前
-和也の車にて智絵の病院に向かいながら-
昨日の智と、和也の会話
智『翔ちゃん、あの様子じゃオイラ達に合ってくんないよな?』
和也『うん…… 明日、お姉ちゃんの所で待ってようよ。翔ちゃん、13:00頃に見舞いに行くはずだから』
──-
智「けど、潤勘が良い方だから『連絡先を教えてくれたら、自分でその記者さんに確かめる』って『事故のショックとかで、余り記憶が無くて…… そこまで頭が回らなかった。親戚に向こうが悪いって言われたし』って」
和也「うん…… 相葉くん最初戸惑ってたけど
『そっか…… ○○県の新聞記事を調べれば事故の事載ってたんだ』って『自分と、弟の事で一杯一杯で…… 親戚が向こうが悪いって言うもんだから……』」
余りにも…… 悲しすぎる事故で記憶に刻まれている事故で…… オイラもカズも……
お互いの親戚が、真実を隠した気持分かる気がするんだ…… 俺
潤と、雅紀くんがショックからか真実を忘れているなら、ワザワザ辛い真実を伝える事は無いって……
相葉くんと、松本くんがショックからか真実を忘れているなら、ワザワザ辛い真実を伝える事は無いって……
感情の縺れとかで、気持ちに余裕がなかったんだろうな……
二人とも
雅紀『怖いけど真実を知りたい。逃げないでキチンと自分で確かめる。父ちゃんと母ちゃんの為に』
潤『怖いけど真実を知りたい。逃げないでキチンと自分で確かめる。母さんの為に』
『真実を調べたら報告に行くから』
智.和也「二人とも前に進んで生きていって欲しいな……」
心から願ってるけど…… オイラ達にとって大事なのは、翔ちゃんで……
心から願ってるけど…… 俺達にとって大事なのは、翔ちゃんで……
-智絵の病室-
智絵「~お願いよ! 智! 和也! 翔を助けて! 私が余りにも『自分の事は自分でしなければならないの』って言い過ぎたから! こんな生活してたら今にあの子倒れてしまう…… 私の太陽なの翔ちゃんは! だから……」
智「姉ちゃん…… ゴメンなさい」
和也「お姉ちゃん…… ゴメンなさい」