• テキストサイズ

蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第217章 ずっといっしょ…15


 翔side

 智と和也が帰った後……

 僕はサトシくんと、カズくん甘える訳はにはいかないんだ。この歳まで母さんは女手一人で僕を育ててくれたんだよ? 


 僕は、僕自分に枷を嵌めてでも、母さんを助ける為に

 僕はこの生活をしなきゃいけないんだから

 スケジュール表見つめながら、穴だらけなのは分かってて……


 急に休みになったり。何やかや、引かれたりで 数字通りの額なんか…… 理想であって

 どこを削れば? って考えると

 食費? ……

 一食にして。飲み物代も含めた500円で、弁当や飲み物も欲しいな

 から、パンなら…… 1日2食で300円前後に抑えられる

 飲み物だって、1.5リットルのなら、何回でも分けて…… イヤ水でいいや…… 水道水で十分じゃん

 どんどん、節約できそうな所から予定が変わっていって

 小遣いを減らしてでも、足りない分は補填してとか……


 お母さんが

 智絵「このお金を使いなさい」

 言ってくれたお金は、お母さんの物で

 睡眠だって取りたい…… 足りない…… けど


 翔『今…… お母さん何て言った?』

 智絵『あのね……』

 智絵『私乳がんになっちゃった…… でも、初期だから手術をすれば大丈夫だって』

 翔『そんな……』


 理不尽だよね? 今までずっと頑張って来たお母さんが病気になるとか…… お父さんと同じ癌になるとか

 神様なんて居ないんだ……








/ 1063ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp