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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第211章 ずっといっしょ…9


 雅紀side

 悠子『マーくんユウくん、ここに(通帳)に、将来貴方達の為に少しずつだけど…… 貯めたお金があるからいざという時使いなさい』

 そんな大切なお金使えるわけないじゃん! って 思ってた。でもこんな事になって

 じいちゃんとばあちゃんが

 祖父『自分達で、マァと、ユウを見てあげたいけれど……』

 祖母『マーちゃんとユウちゃん、少ないけれど毎月二人に用立てるから』

 素直に甘える事にしたんだ。まだ、俺は学生で。悠紀だってこれからで

 俺が社会人になるまでは。っていう約束で

 中3の三学期に、転校したにも関わらず田舎の人って温かいなーって。クラスメイトとも、まあまあ上手くやってたし

 高校に入学して。そういえば一人変わったクラスメイトが居たんだけど。そいつ、都会の大学に進学したから会う事も無くなったんだけどさ

 今思うと、田舎で、すでにコミュニティの出来上がっている中に入り込んでいった俺がクラスに溶け込める様に? さりげなくクラスメートとの橋渡ししてくれたり

 けど、休み時間そいつ携帯ゲームばっかしてんの。俺は漫画読んでたな

 特に話したりする事もないのに何故か…… 一緒にいるって言うね


 高校卒業して。1年浪人しちゃって…… 

 夢だった救急救命士の3年制の専門学校に卒業後、田舎から離れて地方の消防署に就職したの。悠紀も一緒

 2年勤めて2019年4月

 俺は、迷って迷って考えて…… じいちゃん、ばあちゃんの田舎の消防署に就職する事にしたんだ

 なんか事故の事から逃げたりしないで向き合おうかな? って思うようになったんだよね

 俺と違って優秀な悠紀は、俺と同じ救急救命士になるべく専門学校に通ってるの

 一人残して来た事が気掛かりで……

 悠紀『卒業したら、兄ちゃんとこ行くから! 後一年だよ? あっという間だから大丈夫!』


 雅紀「飲みに行こうかな?」

 時々飲みに行って心の空虚感とか埋めてた。だって、たまたま見つけたBarに行けば、そこで知り合った誰かが居て。そこで話をしたりして

 俺心のバランスを保ってるんだと思うから……

 そこで…… ある人に再会する事になるんだけど……






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