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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第209章 ずっといっしょ…7


 雅紀side

 2009年8月を境に俺の人生は大きく変わっちゃった……

 悠紀と二人、叔父さんの家にお世話になる事になったんだ。父ちゃんの弟と妹のどちらかが引 き取るのが一番良いんじゃないか? って言う話を、親戚中の人達がしてたの覚えてる……

 父ちゃんと母ちゃんのお葬式で……

 俺深く考えてなかったんだけど、叔母さんは相葉家からお嫁に行っているから、厳密に言えば相葉姓じゃない訳で……

 叔母『マーくん、ユウくんごめんね。私は主人の両親と同居していて』

 叔父『雅紀、悠紀…… 妻も、お前たちの事可哀想だって思っているんだよ。けど、雅紀は中学3年生で、悠紀も思春期になって行く。ウチの娘達はまだ小学生だけれど、夏休みとか短い休みの時に遊びに来て過ごすのとは違う。これから何年も一緒に暮らすのだから…… 二人は離れに生活して貰う事に……』

 こんなに悲しい時に、なぜそんな事言うんだろうって…… 思ったけど。今はね叔父さんと、叔母さんの言いたい事分かるんだ

 変な話、間違いが起きたら大変って事心配してたんだって……

 それからは、仲の良かった従妹達とも会う機会が 減っちゃって……

 父ちゃんの妹の叔母ちゃんだって、自分の家族が大事な訳で……

 じいちゃん、ばあちゃんも父ちゃんを、失ったショックからか入退院繰り返すになっちゃったからね……(叔父ちゃんと同居)

 母ちゃんのじいちゃん、ばあちゃんも……

 長男で、相葉家を継ぐはずだった父ちゃんと母ちゃんは、中華料理屋をやる為に家を離れて、叔父ちゃんが継ぐ事になった事

 一人娘だった母ちゃん。相葉家に嫁いでからは暫く母ちゃんの方のじいちゃん、ばあちゃんと疎遠…… 勘当された事

 親戚に苦々しげに言われたけど…… でも

 悠子(ユウコ)『おじいちゃんと、おばあちゃんは、雅紀と悠紀に逢いたくて、殆ど勘当状態だった私を許してくれたのよ』

 雅斗(マサト)『悠子と一緒になったのは後悔してないけど。お義父さんお義母さんに辛い思いさせたのは苦しかったから。お前達のおかげで…… ありがとな』

 父ちゃんも、相葉家のじいちゃん、ばあちゃんも俺と悠紀可愛いさに勘当解いてくれたって……

 って話してくれたもん……





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