第27章 Twin ray 4

　話は前後するがさらに数時間前

　☆☆国

　謁見室

　目の前に広がる光景

　シュンスケ.マサキ「王様…… そんなに側近達の顔色、御自分の保身が大事ですか？　立場も分かります。しかし、ジュン王子様、私達に話された事をどうかショウ王子様にも…… お願い致します」

　ジュン（私が、談判に来て、言おうとした事を……）

　王 「全く痛いところをついてくる者達だ…… 熱いのはジュンだけで十分だ…… そうだな。この機に…… 打開するには良いチャンスだ。☆☆国に…… イヤ私に、尊いジュン王子を託し亡くなったジュンレイと…… ショウ王子を託した…… ショウレイに…… 私は言葉にして感謝の思いを告げた事が無かった…… 今こそ、あの時の負の連鎖を断ち切る時だ!　ショウ王子を、これへ!」

　ジュンレイ…… ショウレイ…… 私が、ジュン王子と、ショウ王子に残してあげられる事や、物は何であろうか？　


（この時の王様の想いを、私は勿論、ジュン王子様、マサキも…… 後に感服する事となるのだが……）