第193章 エースの涙 20

　話をしながらもね？　手は動かしてんだよ？　

　今は、櫻井先輩、豚肉のブロック肉をバターで炒めて。玉ねぎを飴色になるまで炒めて

　人参やジャガイモ、その他の物も鍋に入れて煮込みながらアク取りしてんの


　俺は

　和也「櫻井先輩、お玉貸して下さい」

　櫻井先輩からお玉を受け取って


　オイラは、櫻井先輩をテーブルの方へ

　智「櫻井先輩？　座って話ししませんか？」

　櫻井先輩に椅子に座ってもらって


　俺は、櫻井先輩の左側に

　オイラは、櫻井先輩の右側に　

　立って


　チュッ

　その魅惑的な少し厚めの唇にキスを落とすと


　翔「何でキスなんかするんだよ？」


　和也.智「櫻井先輩、今夜櫻井先輩の寮の部屋に伺っても良いですか？」


　そう櫻井先輩に言ったと同時に


　雅紀「やった!　カレーだ!」

　部員達「腹へったあー!」

　ガヤガヤと、調理室に入って来た部員達

　部員達「頂きまーす!　美味いー!」


　俺と、大野さんの問いに櫻井先輩は


　オイラと、二宮の問いに櫻井先輩は


　言葉では答えてはくれなかったけど……


　微かに頷いてくれたんだ……