第191章 エースの涙 18

　翔side

　こういう時にね、自分の性格がポジティブな方で、良かったって思っちゃうよね　　

　それに……　マネージャーの仕事ってのは、案外俺の性格に合ってんじゃないかな？　

　なんて……

　これから、新体制で野球部が再出発する為に、部員達全員の能力とか、どの守備が適正とか

　今井監督は見てるんだけど……


　フム……　俺は俺で、俺の仕事を精一杯やろっかな……


　翔「ヨシ!　まずは洗濯しよう!」

　なんかスッカリ、自分の気持ちを整理する為か独り言が増えちゃったなって

　-部室-

　それにしても……　確かに

　翔「洗濯して欲しい物があったら、籠の中に入れといて」

　と、言ったよ？　けどさ

　部員が13人しか居ない筈なのに……　何この量？　

　つい最近まで、自分のユニフォームとか自分達で洗ってたくせに

　翔「俺が洗うから!」

　って言ったら

　翔「みんな何考えてんだよ……」


　和也.智side

　智「櫻井先輩、どこ行っちゃったんだろう？」

　和也「ね？　松本先輩に聞いてみようか？」

　潤「翔は、洗濯するとかで部室に向かったぞ」

　和也「松本先輩これから何かやることありますか？　無かったら、俺と大野さん櫻井先輩の手伝いしに行ってもいいですか？」

　潤「あぁ、手伝ってやってくれ」

　智「まかせて下さい!」

　潤「翔……　二宮と大野と一緒だと表情が明るくなって楽しそうだしな……」

　雅紀「本当だよね潤先輩。翔ちゃんさ、無理して明るくしてる部分もあるんだろうけど……　それでも笑ってくれると俺、嬉しくて……」

　潤「俺も相葉と同じ意見だが…… 少し先輩である俺に敬意を払えよな」

　雅紀「もう!　潤先輩固いよ!」

　潤「相葉!　お前は、少し軽すぎるって!」

　まぁね。潤先輩と、ワチャワチャしたくて 敬語を、話さないみたいなとこあるからね。俺