第23章 笑って生きて行く恋人達編2

　13年前


　潤「翔幸せになれよ……」

　雅紀「二宮家だよ。心配無いよ。翔ちゃんは幸せになれるよ」

　潤「そうだな」

　雅紀「潤センセー、そんな辛い顔…… もう俺がさせないよ」

　潤「どういう意味だ？」

　雅紀「潤センセー、少数マイノリティって辛いよね？」


（……）


　雅紀「潤センセの欲望に、俺が答えてあげる」


　なっ……

　頭が真っ白だった五つも下の少年に……


　雅紀「潤センセー、フェアじゃないよね？　俺も少数マイノリティだから。俺は、男の人抱きたいと思っていて、潤センセーは男の人に抱かれたいと思っている……」


　13年後

　潤「あっ…… シツコイんだよ!」


　その、しつこくそこを舐められるの好きなの 誰だよ？　


　雅紀「潤センセー？　そこしつこく舐められるの好きなのバレてるんだからね？」


　俺は潤センセーのそれを、キャンディを舐めるように……

　潤「ぁん…… やん、やめろ!」


　素直じゃない潤センセー

　トゲトゲだらけ

　バラの花


　雅紀「潤センセー…… 愛してるよ」