• テキストサイズ

蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第183章 エースの涙 10


『何サボってんだお前達っ!?』


 同日夜

 風山寮 一階13号室

 智side

『私は橋本だ。今日から野球部の監督に就任したよろしく頼む』


 智「どういう事ですか? あの人は……」

 雅紀「今迄、野球部にいて変だなっ? て思う事あるでしょ?」

 智「今井監督…… たまにしか顔出さないなって……」

 雅紀「名前から察する通り、あの人は、橋本先輩の父親でさ。理事長の親友であるという立場や、PTAの会長してたりで何かと発言力のある人で……」



 風山寮 一階45号室

 和也side

 潤「橋本は、一年の時はエースだったんだ」

 和也「まさか…… 一年後、入部して来た櫻井先輩に、エースの座を奪われたの恨んでいるとか?」

 潤「当然、翔の実力が勝っているから橋本と橋本の父親以外は分かっている事だ…… その後から親子二人で、元に戻せとか色々……」


 智side

 雅紀「今井監督は、二人のしつこさに負けて、翔ちゃんを、控えピッチャーにした事後悔してるみたいだった。いつか試合とか出来る体制になった時に、実力のある子が、そんな理不尽な理由でチャンスを逃すのは…… って……」


 和也side

 潤「去年は、最低でも9人いなければ試合に出れない。その条件を満たして無いから、公式試合が出来無くて…… 今井監督は、理事長や他の役員、教師たちに掛け合ってくれてたんだよ……」


 和也「松本先輩…… 櫻井先輩が一人部屋の理由って…… その事とも何か関係あるんですか?」


 潤「全く鋭いな…… 二宮は……」  


 智「相葉先輩…… 櫻井先輩が一人部屋の理由って…… その事とも何か関係あるんですか? 


 雅紀「意外と鋭いんだ…… 大野……」  



/ 1063ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp