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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第176章 エースの涙 3


 雅紀(あぁあ。やっちゃった)

 俺ね。どうしてもテンション上がるとね、チョット周りが見えなくなっちゃうと言うか……

 けど、視界の隅で潤先輩が、険しい表情してたの見てたんだよね

 ヤバいって思った時、翔ちゃんが

 翔『相葉くん…… もうさ…… ポンコツ過ぎ…… アハハハハハ!』

 大爆笑してくれてさ。助かっちゃった

 後で

 雅紀『ポンコツって何よ? スゲぇ、ナイスなプレーばっかだったじゃん』

 そう言ったらさ。翔ちゃん

 翔『確かにね。けどさ、試合だったらすげぇナイスなプレーだけどさ…… あの場合は…… ポンコツでしょ(笑)』

 そう言って、思い出したのか翔ちゃん

 また大爆笑してさ

 翔ちゃんは、笑い上戸さんだからね

 潤先輩も、特に翔ちゃんの事気にかけている感じがして

 具体的に 何がこうとか分かんないんだけど。何となくね……


 潤(全く。相葉は、何をしでかしてくるか分かんない奴だ……)

 けど、翔がすげぇ楽しそうに笑ってるのがさ。俺は……

 俺と、後二人。三年が3人。翔と相葉を含めて二年が4人

 控えが、各学年二人ずつで小規模な野球部

 二宮と大野を含めて、一年は4人入部して来たんだけど……

 守備練の時、6人がレギュラーとして守備に着いて

 相葉の居ないショートに、控えの二年、種橋が入った


 雅紀『もう! 固いよ! じゃあ守備について!』


 相葉の指示に。(キャプテンの俺と、副キャプテンの翔を差し置いてね)

 サッサと、レフトの守備に着いた大野

 チョッと、周りの様子を見てからサードの守備に着いた二宮

 レギュラーを取りたかったらね二宮と、大野みたいに

 自分からさ。チャンスを取りに行かないとね? 


 二宮と、大野か……

 二人が、入った事で野球部に燻っている事がさ……

 何か…… 起こる予感

 良い事なら良いんだけど……


 それにしても……

 俺のタメの、セカンドの橋本の奴。翔の事睨んでる

 去年の因縁がな……

 良い事じゃなくて……

 イヤイヤ…… 良い事が起こる様に信じて、俺が導いて行かなきゃ

 だよな? 









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