蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第148章 夢でしか逢えない 恋人達編3
翔&和也&智
大野先生と、二宮さんに、話ししよって言われて、二人の顔見たら、なんか聞いて貰いたいって思っちゃって
あれ?
気が付いたら、この前みたいに僕の手を、2人が片方ずつ握ってて
和也「翔ちゃん、初めて会った時からずっと、恋人になりたいなって思ってた」
智「翔ちゃん、オイラ達は本気なんだ。 ずっと一緒にいて欲しい」
翔「そんなの嘘だっ。ずっと一緒にいるとか、迎えに来るとか言って、守るからって一緒になったくせに、邪魔にして出て行けとか言い出して!」
和也.智「翔ちゃん?」
不思議な事を言って、その意味を聞いても、その大きな綺麗な瞳に涙を溜めて、固くな口を噤んじゃった翔ちゃん
しょうがないなぁ
しょうがないねぇ
俺と智くんは、暗黙の了解で同時に
俺は翔ちゃんの唇にキスを落として、その魅惑的な唇に舌を這わせて、翔ちゃんが苦しくなって口を開けた所に舌を差し込んでクチュクチュって
オイラは、翔ちゃんの右の耳たぶを食み、耳の穴をチュクチュクって舐めて、左手の人差し指と中指で翔ちゃん左の耳たぶを触れるか触れないかの微妙なタッチで
暫くして離してやると、翔ちゃんは呼吸を整えながら
翔「酷いよ。伯母さんの彼氏、潤くんに出て行けって言うようになって。追い出したんだから。自分が追い出されたって文句言えないよね? 伯母さん、戻って来たお母さんと暮らすとか、言い出してっ」
さっきの言葉は その彼氏さんと お母さんの事をゴッチャにして話したって訳か……
和也「それじゃあ、俺と智くんの事も信じられないよね?」
翔「潤ちゃんだって、ずっと自分の事を一番に伯母さんに見て欲しいって思ってたんだ。寂しい思いさせてたくせにっ! あっさりと恋人と別れたりさ。潤ちゃん泣いてたんだから」
智「本当に大人の都合で…… 翔ちゃんも、潤くんも良く頑張ったね……」
翔「大野先生も、二宮さんも。僕ホントに信じて良いの?」
和也「信じて欲しい。俺の事名前で呼んで欲しいな?」
智「信じて欲しい。オイラの事名前で呼んで?」