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ハリーポッター【堕落の片割れ】

第2章 賢者の石










ジュディスは望まれずに生を受けた。






疑問は募り、やがて爆発する。



ハリーが受けるはずだった呪いは母の愛とやらで跳ね返されたが、代わりにジュディスあ大部分を受けることになった。
本来なら青と言うよりは蒼い碧眼だったはずの両目は片方だけ血のように赤い。

この呪いを与えた魔法使いは父と母に死を与えたが、ジュディスにとっては最早どうでもいい事だった。
その魔法使いこそジュディスに呪いをかけた張本人だが、弟のハリーが母の愛で守られたのなら自分もそうであったはずなのだ。
それがどうだ。
ジュディスの半身は呪いで染まった。母の愛なんて微塵もなく。
ハリーだけを守った末にジュディスに呪いがかかったのなら、間接的にでも呪いをかけたのは母だと。
ジュディスにとってはそれだけが真実だった。




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