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きつねづき ~番外編~

第19章 月花


気持ちのいい日差しが降り注ぐある日。

所用で出かけていた光秀は仕事を終え、御殿に帰ってきた。ただいまと言いかけて、さえりが居ない事に気付く。

一体何処へ行ったのだろう。針子の仕事だったか?

そんな事を考えながら文机に座ると、そこには手紙が置いてあった。

『さえりは預かった。返して欲しくば指定の場所に来るがいい』

見覚えのある文字の横には雑な地図。

光秀は、ふぅと息を吐いたあと、再び御殿を後にした。

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