第9章 奉仕と約束

「んん、んぐっ……」

さえりは後ろ手に縛られて、光秀の肉棒を咥え奉仕をしていた。

根元から先まで、丁寧に舐めていく。

ドクン、と光秀の肉棒が脈打つ。

その間、光秀の手はさえりの胸を弄ぶ。硬くなった乳首を指先で軽く弾かれる。

「んっ……」

それだけでさえりは熱を煽られ、今咥えているモノが欲しくて堪らなくなる。

腰が浮く。

それでも奉仕を続ける。

時々、光秀に頭を軽く押さえつけられ、奥まで咥えさせられる。

「ごほっ」

おもわず口を離して咳き込んでしまった。

苦しい。

態勢も、押さえつけられる事も苦しくて、涙が滲む。

ちらり、とさえりは上目遣いに光秀を見た。
光秀は満足そうにさえりを見つめている。

苦しい、けど
貴方が喜んでくれるなら……

さえりは視線を戻し、再び咥え口を動かす。

光秀に、感じて貰うために。

「んぐっ、んん……」

暫く奉仕を続けていると、不意に光秀がさえりの頭を掴み、素早く動かし始めた。

「んん、んん」

さえりは思わず顔をしかめる。
そのまま動かし続けられ、暫くすると光秀が眉をピクリと動かした。

「さえり、出すぞ」

さえりは咥えたまま、僅かにコクりと頷く。

直後。

白濁の欲望が、さえりの口内を犯した。光秀のそれが口いっぱいに広がる。

「飲め」

さえりはこぼさないように肉棒からゆっくりと口を離すと、ゴクン、と喉を鳴らして一滴残さず飲み込んだ。

苦い。光秀の味。
でも、愛しいもの。

「良い子だ」

光秀に抱きしめられる。苦しさで潤んだ目元に、優しく口づけられた。

「お前の泣き顔はそそるな」

その表情を見ただけで光秀の肉棒は再び元気になっていく。

「光秀様、気持ち良かったですか？」

「ああ、上出来だ」

光秀が褒めながらさえりの髪を撫でる。
さえりは嬉しくなってふわりと微笑んだ。