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きつねづき ~番外編~

第27章 Tea Break 2杯目


皆さんこんにちは。インタビュアーのS助です。
今日はきつねづき番外編、TeaBreakという事で、安土城にお邪魔しています。

早速、主役のM秀さんにインタビューしていきましょう。

M秀さん、ひとまずお疲れ様でした。

「えむひで、とは何だ」

匿名でインタビュー……いえ、質問しようと思って。

「頼んでいないが」

そんな意地悪言わないで下さい。俺もS助でやってるんで。

「そうか、ご苦労な事だな。佐助」

わざとですね。

「察しがよくて助かる」

もういいです。匿名やめます。スマホで打つのも面倒くさいし。

「突っ込んだ方がいいのか?」

いえ、大丈夫です。本来の質問に戻ります。まず、きつねづき全体を通しての感想をお願いします。

「雑な質問だな。まあいい、さえりを愛でるのは愉しかったぞ」

雑な答えですね。質問の仕返しかな? それにしても、二人とも人前でいちゃつきすぎでは? 光秀さんはもっと隠密というか、隠す人かと。

「人には優先すべき事がある。さえりとの事は隠す必要がないし、何より反応が愉しすぎた。周りも含めてな」

「……という設定だ」

やめて! 裏をばらさないで! と作者が叫んでいるようですが。

「ばらすもなにも、見ればわかる事だろう」

……そうですね。

「そう言えば佐助は情事を覗いてたんだったな」

……! すみません。でも肝心な所は何一つ見えていません。

「見えないようにしたからな」

やっぱり気付いていたんですね。

「当たり前だ。それにしても、肝心な所、という表現は秀逸だな」

分が悪いんで話題を変えます。大変だった事は何ですか?

「後半の作者の暴走かな。まさかさえりを抱いて井戸に飛び込まされるとは思わなかった」

作者は一人でウケていたようですが。

「……井戸には屋根も滑車も桶もあるはずだが、一体何処にいったんだろうな」

炎で焼け落ちたのでは、と。

「安直だな。それによっぽど大きな井戸なんだろうな。何階の設定か知らないが、二人がそこめがけて跳ぶのだからな」

根に持ってます?

「いや? ただ勝算九割はないかな」

根に持ってますよね。

「さえりはなかなか目を醒まさないしな」

改めて作者に土下座させに行かせますんで。

「愉しみにしている」

伝えておきます。

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