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きつねづき ~番外編~
第22章 文
『さえりへ
前回の文、なかなか良かった。
お前の痴態を想像して愉しめたぞ。
明日の朝にはここを発つ。
もうすぐ安土に帰る。
帰ったら一番にお前に逢いに行こう。
但し夜中になるようであれば寝ておくように。
大丈夫だ。たたき起こしてやる。
久しぶりのお前を目の前にして我慢など出来そうにないからな。
たっぷりと褒美をやることにしよう。
それと、土産も買った。
お前に似合いそうな髪飾りだ。
なるべく早く帰るから、愉しみにしておけ。
愛している。さえり。
光秀 』
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