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【血界戦線】歌声は遠くに渡りけり

第20章 依存



頷いて手を差し出すと、嬉しそうにぎゅっと手を握るアメリアに、クラウスの目はますます細くなる。

たとえ今は『依存』だとしても。
この関係が歪なものだとしても。

アメリアの心が安まるというのなら、今しばらくは彼女の手を握り返しても良いのではないかと、クラウスは一人思うのだった。
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