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〘上杉謙信R18〙色褪せぬ愛を紡ごう

第6章 ✼弟切草✼



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謙信様が私を忘れてしまった時、芝姫様の言葉が頭に響いた。


──謙信様を不幸にしてるのは自分だっていい加減気付いてよ!弱くて何も出来ないくせに。結局貴方も伊勢姫と変わらないのね



私が謙信様を不幸にしてしまうというのなら




──やめろ。もう……女とは関わりたくない




今の謙信様が、まだ伊勢姫との過去に苦しんでいるなら






私はただ傍で見守っていよう。
大丈夫。謙信様はきっと私を思い出してくれる。


例えもう一生私を思い出さなくても、近くで彼の未来を見ていたい。
今の私には、これが最善の方法だった。

それでも再び貴方の近くに行けるなら…………


また私に恋をしてくれるだろうか。


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