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〘上杉謙信R18〙色褪せぬ愛を紡ごう

第13章 ✼碇草✼



景持は良い男だ。これからももっと強くなる。
だが、結を渡すことだけはできない。


「んっ……」


首筋に舌を這わせると、結の口から甘い声が漏れた。


「いつもより感じているな」


「だ……って、久しぶりだから…っ……」



肌に触れるだけで、結の体はぴくっと反応する。
俺と体を重ね合わせていない間、自分でその体に触れる事も無かったのだろう。


(まあ、俺も結以外では感じないが)


着物を脱がせると、月の光に照らされて結の体が浮び上がる。

触れたい

結と恋仲になってから、その体に跡が無いことは無かったというのに、白い肌に唯一あるのはあの時の傷跡だけ。
いつだって、俺が付けた赤い跡が体中に付いていたのに。


(まるで.......誰の物でも無いようだな)


穢れを知らない天使のようだ。
初めて結を抱いた時もそう思った。その体に触れて、口付けをして、俺に染め上げるのが幸せで堪らなかった。

結の肌は冷たくて、暖かい。
唇で触れると、肌の冷たい感触が伝わってくるのに、俺の体はどんどん火照ってくる。


「寒いだろう。すまない」


「いいです.......っ.......それよりもっと、もっと跡つけてください」


俺の着物の帯を解き、はだけさせて体に吸い付いてくる結の可愛らしさといったら.............どんな言葉でも形容しがたい。


「.......姫の望みのままに」


少し着物がはだけただけで見えてしまう首筋

腕をまくればすぐに見えてしまう腕

俺しか見ることの無いであろう太もも

結が自分でも確認出来る腹


体の隅々まで、結を確かめるように跡を付けた。

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