第8章 大阪城攻防戦 ~ 一期一振のキモチ ~ 上
鶴丸「じゃあ主は集中すれば俺とも顔を合わせて会話が出来るのか!?」(キラキラ)
燭台切「うん。でも、あくまでも無意識レベルだから本人には感づかれないようにね」
安定「僕も気合い入れて主の視界に映らないと!」
燭台切「うん。でも僕たち本来の目的忘れちゃダメだよ?」
安定「大丈夫。それに僕には・・心配事もあるんだよね」(チラッ)
静かに安定の視線が主たちのほうへ向く。
そこには今剣など傷ついた皆を気遣うの姿と、その様子を優しく見守っている加州清光の姿があった。
安定「・・・・・何事もなければいいんだけど」
薬研「・・・この扉の先に、いち兄と粟田口の皆がいる」
骨喰「俺たちの案内はここまで。あんたたちの話を信じるなら、いち兄が目覚めて待っているはずだ」
「うん。間違いなく・・居るよ」
骨喰「・・・・」(チラッ)
鯰尾「また後で、骨喰」(ニッコリ)
骨喰「あぁ・・、待ってる」
微笑みながら鯰尾が二振りに手を振ると、骨喰と薬研は扉の前で互いに目を合わるとゆっくりと片方ずつの扉を開けた。
一期一振「・・・・・お待ちしておりました、主」
大阪城地下100階。
数百人は入りそうな大広間の中央奥手前に粟田口と一期一振はいた。
薬研「いち兄・・・っ」
「・・・・」
骨喰と薬研が歩き出したのにつられて、私達も大広間に足を踏み入れる。
鶴丸「こりゃあ驚いた・・。なんて広さなんだ」
次郎「まさか最後にこんな空間が広がっているなんて・・」
それは地下というレベルを明らかに超えていた。
安定「新選組の屯所とどっちが広いかな?」(ウーン)
加州「下手したら屯所丸々はいっちゃうかもね」
「そんな巨大空間が存在するわけがない」
一期一振「そう。存在するわけがありません」
清淡に語りかける一期一振がまっすぐに私を見つめる。
「一期一振・・・」
一期一振「いずれ此処に辿り着くだろうと思っておりました。・・鯰尾も単身でよく頑張ったね」
鯰尾「いち兄・・っ」