第8章 大阪城攻防戦 ~ 一期一振のキモチ ~ 上
次郎「向こうから返答が来たよ!」
「・・・よし」
が静かに真正面を見つめる。
「みんなと合流して、次の降下口まで一気に行くよ!」
全員「「「了解っ!!!」」」
一斉に駆け出した時、一瞬の顔を横目に映す。
「・・・・・」
(・・・やっぱり何かが変だ)
カッチリと噛み合わない歯車のような違和感。
走り出しても心のモヤが払いきれない。
鶴丸「光坊!来たぞ!!」
燭台切「オーケー鶴さん!」
俺たちの姿が見えると同時に、鶴丸と燭台切が突撃を開始する。
鶴丸「戦うばかりが刀じゃない。相手を近寄らせないっていうのも刀の役目だろ?」(ニヤリ)
燭台切「岩融さん!援護は僕たちに任せて!」
両肩に今剣と愛染を抱えた岩融が豪快に笑う。
岩融「任せろ!このくらい準備運動にもなりはしない!!」
一連の様子が瞬きをするようにあちこちで繰り広げられている。
不意を付かれた和泉守たちが驚いて壁際に退けさせられると、抜刀した一団には不用意には攻撃を出来ないとは分かっていた。
(俺はなにか見落としてる・・?)
山姥切が堀川を支えて走り去っていく。
和泉守「~~~国広ッ!!!!」
和泉守の怒りとも悲しみとも感じる声が響き渡った。
その言葉にわずかに堀川の体が反応したように感じた。
先頭の燭台切が出口の通路を駆け抜けた時。
ハッと気がついた。
(五体満足の敵が、俺たちを追ってこないわけがない・・・・だろ)
出口がどんどんと近づいていく。
なぜは一番の最後尾を大柄な次郎太刀にした?
それは敵を寄せ付けないようにする為じゃなくて、俺たちが通路から戻れないようにするためなんじゃ―――?
(立ち止まるなってそーゆー意味かよっ!!!)