第7章 大阪城攻防戦 ~逆心を宿すモノたち~
なるほど。
じゃあ、最悪3人が動けないほどの負傷をおっていると仮定するなら、燭台切と山姥切、そして後方に岩融の配列になる。
この狭さだと太刀の燭台切は圧倒的に分が悪い。
「・・・ふふっ」
無意識に笑みが溢れる。
加州「な~に笑ってんの、主?」
「ごめん。少し嬉しくて」
鶴丸「おいおい。こんな事態で笑えるなんて・・うちの主は本当に驚かされるな」
大袈裟に鶴丸が呆れると、悪戯っ子のような顔をしたニカッと笑った。
鶴丸「勝ち筋が見えたんだろ、大将」
加州「主はすぐ顔に出るんだから・・少しは表情引き締めないと相手に情報悟られるよ?」
「そのときは扇子で顔を隠すから大丈夫だよ!」
加州「扇子の下で百面相してる主とか面白すぎるんだけど」
「もぉ~!!無駄話禁止っ!!!」
加州「はいはい。静かにしてま~す」(クスクス)
まったく!
緊張感の欠片もないのかっ!
ほらっ!
加州のせいで次郎太刀と鶴丸がコイツラまた遊んでやがるって顔してるじゃないっ。
「・・・・コホン。粟田口と和泉守たちが攻撃を仕掛けてきてくれたことでようやく相手の状況が分かってきた」
鶴丸「へぇ・・驚いた。この情報だけで何が分かたっていうんだ?」
「まず、一期一振は自ら動けない状況であることが確定した。それも粟田口の子たちが不安になるほどから察すると、ほぼ意思疎通の出来ない状態。眠りについている可能性が高い」
次郎「もし眠ってるならなんでこんなところで一期一振は寝てるのさ?」
「うん。私もずっとそこが気になってたんだよ。なんでわざわざこんな大阪城の地下に粟田口が居るのか。それも深層に。たぶんそれは一期一振の過去と繋がりがあると思う」
加州「鯰尾に聞いたことがある。燃えて一部記憶がないって・・」
「因縁のあるこの場所で、粟田口の皆は一期一振を守りながらきっと一期一振が目覚めるのを待っているんだと思う」
鶴丸「・・なるほど。でもちょっと飛躍してないか?普通に一期一振と和泉守たちが手を組んでるだけって可能性もあるだろ?」