第7章 大阪城攻防戦 ~逆心を宿すモノたち~
静かに兼さんが刀を構える。
まっすぐなその瞳が今でもすごくカッコいいと思う。
でも。
だからこそ真っ直ぐだけじゃ、見えないこともある。
堀川「・・偽りだから、求めちゃいけない理由にはならないよ。兼さん」
ガギィイイイイイン!!!
和泉守「くっ!!」
堀川「燭台切さん!こちらは僕が抑えます!!」
燭台切「無理はしないで!山姥切くん、右方は任せるよッ」
山姥切「承知した」
和泉守「・・こっちも負けられねぇぞ!お前ら!!」
長曽根「いつでも準備は出来てる」
蜻蛉切「此処から先は一歩たりとも進ませはしない!!」
全員「「「「「行くぞ!!!」」」」」」
=サイド=
次郎「ちょっと~!急いで行かなくていいわけ~!?」
「少し待って、次郎太刀」
前方後方からもほどよく離れた位置。
そして一本道の通路。
鶴丸「加勢は行かなくていいのか?」
心配そうに鶴丸が声をかける。
いつも思うけど、こういった緊迫した場面で鶴丸は常に極力私の視界に自分の顔が見えないように配慮してくれる。
気を使わせてしまって申し訳ないとも思うし、その配慮がとてもありがたい。
戦闘中に吐血してぷっ倒れる審神者なんて迷惑すぎるからね・・・。
「加勢に行ったところで戦える刀剣男士たちの数は限られてるから。それよりも・・確か前方の相手は和泉守兼定と長曽祢虎徹、そして蜻蛉切で間違いないんだよね?」
次郎「えぇ。私と鶴さんは燭台切くんの指示で主へ事態の報告に来たんだから」
加州「二人の話しだと奇襲を仕掛けられて、今剣と愛染と堀川が負傷したんだっけ」
鶴丸「奇襲を受けたことは間違いない。ただ俺もしっかりと確認したわけじゃないからどこまでの負傷かは分からないが・・」