第7章 大阪城攻防戦 ~逆心を宿すモノたち~
目の前には短刀を手に持ち、綺麗な藤色の瞳を光らせて、冷静な顔つきでこちらを見ている。
鯰尾「・・・加州さん、大和守さん。ここは俺に任せてください」
鯰尾が刀を持ち、ゆっくりと立ち上がる。
安定「は?なに言って--」
加州「安定」
加州が止めようとする安定を手で静止する。
「・・・鯰尾、無理はしていない?」
鯰尾「・・大丈夫っ!俺は繋げる為に来たんだ!そうだろ、兄弟ッ!!!」
吹っ切れたような爛漫で、少し勝ち気な笑顔で鯰尾が正面を見る。
骨喰「・・・・随分と嬉しそうだな、兄弟」
薬研「俺が思っていたより少し予想外だったが・・」
二振りが刀を構えると、俺はも揃って姿勢を正す。
(俺がなんとかここで骨喰と薬研を説得しないと・・っ)
ジリッっと刀を持つ手に力が籠もる。
通路が手狭なせいで、数が多い俺達は圧倒的に不利だ。
幸いにも主が真ん中にいてくれたから、怪我をする心配はないけど・・。
機動力のある粟田口の兄弟がもっとも得意とする条件が揃っている。
薬研「・・・鯰尾。馬鹿なことはやめて俺たちのところに戻ってこい」
鯰尾「それはとっても魅力的な話だ・・ねっ!!」
キィイイイン!!!