第7章 大阪城攻防戦 ~逆心を宿すモノたち~
骨喰「くっ・・兄弟っなんで・・!」
打たれる前に打つ。
驚いたように目を見開く骨喰が、怒ったような目に変わり俺を睨みつけた。
(受け止める、って決めたんだ)
『ねぇ、鯰尾。粟田口の皆と戦う覚悟はある?』
鯰尾『・・・ッ』
あの日、静かに主は俺に聞いた。
「安定、小夜っ!鯰尾の援護を!」
小夜「・・わかった」
安定「任せて主っ!」
鯰尾「ちょっ!主っ!!俺の喧嘩ですよっ!!」
「・・鯰尾の喧嘩は私達の喧嘩、でしょ?」(ニコッ)
主が俺のほうを見て笑う。
本当、敵わないなぁ・・。
安定「鯰尾も兄弟だからって気ぃ抜くなよ!」
小夜「・・大丈夫。ぜったいに傷つけないから」
鯰尾「それじゃあ・・大和守さん、小夜、行っきますよーっ!!」
安定・小夜「「了解っ!!!」」
=サイド=
加州「・・まさか挟み撃ちして、部隊を崩してくるなんて思わなかったね」
「・・・・うん、そうだね」
一期一振のことだから弟たちだけで戦闘を仕掛けてくるなんて絶対にないと思ってたのに・・。
予想に反して一番最初に姿を現したのは薬研藤四郎と骨喰藤四郎だった。
(・・骨喰と鯰尾の仲を考えると、ありえないことはないけど)
それでもそれを一期一振が許すとは思えない。
私の知ってる一期一振は超ど級の過保護な兄だったから――。
加州「・・?なにか気になることでもある?」(ジッ)
「・・・変だと思って」
加州「なにが変なの、?」
加州が隣で覗き込むように私を見る。
「・・思っていたよりも粟田口の状況が違うみたい」
加州「ここに粟田口の皆がいるってやつ?それはが何度も確かめたんじゃ・・」
「うん。それは間違いないと思う。だけどもしかしたら、一期一振は――」