第6章 濡れ羽色した少年のキモチ
「・・・加州が、私の初期刀で良かった」(ニッコリ)
加州「俺もが主で良かった」(ニッコリ)
「・・・加州が珍しく素直だ」
加州「なっ!?なんだよそれっ!!」
「・・・加州、じっとして」
優しく微笑んだが繋いだ手とは反対の手が俺の顔に近づく。
加州「・・・っ」
の不意な行動に、身動きを忘れてしまった。
の顔がすぐ目の前に近づいてくる。
(ちっ近い・・っ///)
「・・・葉っぱついてたよ、加州」
耳元で聞こえる声。
「せっかく可愛くしてるんだから、落ち葉で乱れたらもったいないよ?」
加州「ちょ、ちょっと!髪整えるぐらい自分でも出来るってばー!」(アセアセッ)
「いいじゃんいいじゃん♪加州の髪の毛っていつも綺麗に整えてあるから艶があって綺麗だね!・・・ほら、整えれたよ」(ニッコリ)
が静かに離れていくと、まるで温度まで一緒に離れたみたいに寂しさに似た気持ちが疼く。
加州「・・・・無自覚たらし」(ボソッ)
「ん?なんか言った??」
加州「・・さぁね~?気のせいじゃない??」
俺以外にもの傍にいたい刀剣男士は居ることは、分かってる。
でも、それでも・・・。
(この居場所を・・誰かに譲ることなんて出来るわけないよね)
「えー!絶対なんか言ったよ!“無地”までは聞こえたもん!」
加州「それは残念だな~。すっごい褒め言葉言ったのに」
「へ??いや無地から始まる褒め言葉ってないでしょ!?」
加州「はははっ!」
冗談寄りのいつもの会話。
でも、互いに繋がれた手から温かい気持ちが伝わってくるみたい。
(大丈夫だよ、・・・)
今の俺の温かい気持ちも想いもに伝わればいいのに。
そうすればの不安も少しは楽になってくれるかな。
嬉しそうに笑うを見て、自分でも気づかないくらい優しく顔が笑った。