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美顔耐久ゼロ審神者と刀剣男士!

第6章 濡れ羽色した少年のキモチ






「ありがとう、加州・・」


加州「え?あ、うん・・」




・・まだ上手くの顔が見れない。



それでも繋がれた手は確かに喜んでいて--。



「本当はさ、少し怖い」

加州「・・え?」


今まで、主としては責務をしっかりと全うしてきた。
時間差行軍と打ち合ったときも、
初めて演練をしたときも、
自分の命を狙われたときでさえも・・・。

恐怖なんて感じさせないくらいに、毅然と。

本丸の主としては俺たちの前に立っていた。



「・・・堀川に指示をしたのが私なら、それをしなきゃいけなかった状況って一体どんなことなんだろうね」


加州「・・」


うん。
普通に考えればそうだ。
怖いし、不安になるのは当然のこと。


「一期一振のことも、実は夢で垣間見てた。だからどうして一期一振が私を拒むのか・・・。過去の私が何をしたのか・・・。知るのが怖い」


今にも消えそうな声。


それはが初めて本丸で見せた弱音だった。



(・・・どうして気づかなかったんだろう)



どんなに強く振る舞っても、人の心に迷いや不安が消えることなんて無いのに。
ずっと強く居続けられる人なんて、居るはずもないのに・・。




加州「・・・人は迷うから強くなれるんだと思う」

「え・・?」

俺も人の形になって、自分で動けるようになって・・・初めて自分の在り方を考えた。

今までは言葉も触れも出来なかったから。


加州「迷って、考えて、それでも前を向いて行こうとする。その先が間違ってるか、正解かなんて誰にも分からない・・・でもさ、そんな不安を抱えても生き抜く人を俺はすごいと思ってるんだ」(ニッコリ)


「加州・・・」


加州「大丈夫だよ、。どんな時でも俺が・・いや、俺たちがの傍にいる。だからさ、一緒に考えて悩もうよ・・。ね?」





主の刃となり盾となる。
それは刀として当然のことで。


でも刀剣男士として、俺達が出来ることはそれ以上のことなんだと思う。




 

  
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