第6章 濡れ羽色した少年のキモチ
「・・・それと半刻後、出陣メンバーは戦闘準備をして長篠へと赴いてもらいます!会議組も同刻に審神者の間に来てください!」
刀剣男士「「「はぁーい」」」」
口々に返事を皆がすると、真っ先にが席を立つ。
加州「・・・主っ」
慌てて後を追うとした俺の瞳に静かに座っていた安定が目に映る。
加州「あ、安定。俺・・」
安定「うん。行ってきなよ、清光」
《言わなくても分かってる》
そう安定の瞳が言っているのが分かった。
加州「安定・・・ありがとう」
タッタッタッタ・・・。
堀川「・・大和守さん、加州さんに行かせてよかったんですか?」
安定「さあね~?でもさ、なんかあの二人の間って不思議なんだよね」
堀川「不思議、ですか?」
安定「・・うん」
清光も主もさっきの話し合いの中、何度も目合わせをしていた。
目が合うと、必ずお互い顔を綻ばせる。
(でも目が合った後は、少しもの悲しげに目を伏せるんだよね・・・)
安定「近いようで、遠い・・・。まるでお互いが踏み込めないようにしている気がするんだよね」
堀川「・・・・・」
机の上に倒れ込むようにうなだれると、僕は散り散りに去っていく刀剣男士たちを眺めた。
安定「あーぁ。主も清光も何やってるんだか・・・」
近くにいるのなら、しっかり伝えないと。
手が届くのなら、しっかりと捕まえておかないと。
(沖田くんのときとは違うんだよ、清光・・)
安定「・・いざって時は僕が、守ってあげないとね」
ふふっと笑みをこぼすと、僕はウーンと背伸びをした。
安定「さてと!じゃあ清光の分まで支度してこないとね!」
堀川「気をつけて行って下さいっ!大和守さん!」
安定「うん!ありがとっ堀川!」(ニッコリ)