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美顔耐久ゼロ審神者と刀剣男士!

第5章 せせらぎのキモチ






(まるでなにかを模索しているみたい・・・)


ブチッブチッ。



堀川「えぇっと、、確か美顔恐怖症でしたっけ?」(ニコッ)

「恐怖はしてないわ!!耐久がないんだよ!!イケメンめ!!」

堀川「いけめん???」

山姥切「主がたまに使う美顔の別名称だ」

堀川「あぁ。確かにそんなことも・・・ってあれ?兄弟、なんだか顔が赤い気がするんだけど、大丈夫??」

山姥切「なっ!なんでもないっ!気のせいだ・・ッ」(プイッ)

「本当、山姥切は照れ屋さんだね」


山姥切の肩越しに木々の葉が揺らぐ。


何気ない会話。
どうってことない日常。


「・・・・・」



息を吸い込む空気に少しの混ざる雨の匂い。



堀川「・・・あの、主さん」

「ん。なぁに?」




堀川「加州さんとは、親しいんですか?」




また、加州清光。




山姥切「・・・?」



なんでそれぞれに加州の名前を口にするんだろう?


「・・・そりゃうちの初期刀だし親しいと言えば親しいかな」

山姥切「毎朝、加州と大和守が主の身の回りの仕事を取り合っているくらいには親しいと思う」

堀川「え?加州さんと大和守さんで・・・?」

「あれは仕事してるんじゃなくて邪魔をしてると思うよ。放って置くとすぐに遊びだすんだから」


堀川「そう、ですか・・・」




また、考えるように堀川が瞳を伏せる。


きっと私が主として問いかければ胸の内を明かしてくれるのだろうけど。


(・・だけど、きっとそれじゃ意味がない)


刀剣男士たちは一律に優しい。
そしてそれが故に、苦悩を持ち合わせている。
 





「無理に、言わなくてもいいんだよ」



堀川「・・・え?」


「なにに迷っているかは察することしか出来ないけど、きっとこの本丸・・・全員に関わることなんでしょう?」


堀川「・・・・」

山姥切が心配そうに堀川の見つめる。


記憶の片隅に思い出せる堀川はいつもあの人と共に居た。





だけど彼はまだ1回もあの人の名前を呼んでいない。






これがどんな状況か、考えなくても分かる。








間違いなく今、彼の心は極限状態だ。
 






 
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