第3章 相方のキモチ
「このくらいの手加減で丁度良い」(フフン)
安定「(イラッ)・・・いいよ。そんなナメた態度取れないくらい・・」
安定「ブッ飛ばしてやるよ!!!!!!」
ダダダダッ
ガツンッ!!
安定「オラオラオラーーっ!!!!」
ガツン!ガツン!!ガツンッ!!
「~~~っ!」
激しい技の一撃一撃を避けもせずに打ち流す。
(思ってよりはやるみたいだね。・・・でもッ)
沖田君に比べれば・・・!!
「沖田総司と比べれば・・まだまだ」
安定「・・・気安くあの人の名前を言わないでくれる?」(ジロッ)
白い布のせいで表情は分からないけど、うっすら口元が笑っている。
僕に沖田君の名前を出すなんて・・・ムカつく。
「いい機会だから言っておくよ。私たちは歴史を守るために時代を渡り歩いている。だから・・・・間違いなく沖田総司に出会うよ?」
安定「~~ッ!」
沖田君に・・・会える?
薄々気づいてはいたけど、審神者にはっきり断言されると試合中にも関わらず心に歓喜が広がる。
「そして私たちは沖田総司を助けない」
ゆっくりとが顔の横に刀を構える。
まるで剣先に喉元を狙われているように。
鋭く。
真っ直ぐ。
僕を指す。
安定「・・・・それでも僕は、沖田君を守るよ」(ボソッ)
刀を持つ手に、力が籠もる。
愛刀として主を守れなかった事。
それがどれだけ悔しかったか。
あんなに僕のことを大切に使ってくれた唯一の人。
その人を失った感情を僕は未だに整理出来ていない。
「最後まで、気高く。美しく生きた沖田総司の運命を変えることは許さない」
“・・それがどんな辛いものでも”
“未来を知ってる私たちが介入したら、それが一番の侮辱だよ”
安定「・・・・ッ」
の言葉に僕の心が動揺した。