第3章 相方のキモチ
だから、攻撃を踏み込まれるのに気づくのが一歩、遅れた。
「・・・てやあああああああ!!!」
安定「~~~っ!!?」
顔の横を空気が過ぎり、主の声が耳元から聞こえる。
「無理に忘れる必要はないよ」
え・・・?
「ずっと、想っていてあげてほしい」
安定「なに言って・・」
「大事なモノに大事に想われるなんて、それってすごく素敵な関係だと思うよ」
安定「え、でもそれじゃ今の主は・・・」
なんとなく失礼なような気がしていた。
前の主を忘れられないことが。
そして新しい主を受け入れること出来ない僕自身が・・。
「・・・大丈夫。そんな大和守を守るもの、私の役目だよ」(ニコッ)
安定「・・・・」
あーぁ。
負けちゃったなぁ・・・。
完敗だ。
だって、この人の言葉でこんなにも心が喜んでいる。
(・・・清光が懐いてたの、分かったかも)
安定「はぁ~・・・参ったなぁ・・」
「え?なに??」
安定「なんでもなーい!」
明るい自分の声音に、主もつられて微笑む。
(この布、邪魔だなぁ・・・)
僕に向かって微笑んでる顔が見たい。
ペラっ。
(あ・・・)
一瞬、優しい眼差しが垣間見えt・・
「(ブハァーーーー!!!!)」(吐血)
バタッ。
安定「あ。倒れた」