第1章 最低で最悪な出会い
憧れのガラスの靴を履ける!
その思いで私の頭の中はいっぱいであった。
待つこと数分で私の番が来た。
(ついに、ついに履ける!)
「次の方どうぞ。」
いよいよこの時が来たのだ。ガラスの靴を履ける!
ドキドキ…ドキドキ
私は憧れであったガラスの靴に足を入れた。
次の瞬間信じられないことが起きた。
え、嘘でしょ…?
「おめでとうございます。今回のプリンセスは貴方に決まりました。」
え、え、えぇー!??
うそうそ嘘でしょ!?私の足にハマったの!?え、え、!?信じられない!!
突然のことに私の頭は着いて行けずただ呆然とすることしか出来なかった。