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二人のビー玉【文スト】[更新停止中]

第4章 太宰 中也 夏目 十五歳


治をとばしたのは、少年だった。
治と少年は何かを話している。

「あれは、羊の王重力使いの中原中也じゃないか。」

私が呟いたとき中也は治の顔を蹴った。

「ッ!治!」

助けに行こうとした時、広津さんに遮られた。

「此処は私にお任せ下さい。」

広津さんは真剣だった。

「分かった。けど、相手も強いと思うけど。流石にヤバいと思ったら、私がやるから。」

「分かりました。夏目準幹部」



広津は、手袋を外しながら
「其処までだ」
「投降せよ、小僧」

「幾ら凄んでも怖くねぇよ、爺さん。俺様を誰だと思ってる。」

「羊の王様かね」

「ちげーよ。手札を持ってるって言ったろ。」

広津は、笑みを浮かべ
「力という手札か」

中也も笑みを浮かべ
「あんた、異能力者か。」

治が中也の後ろから
「広津さん、こいつは触れた対象の重力を操る。」

広津さんは、異能力「落椿」を発動させながら、
「承知した」

其れと同時に広津と中也は地面を蹴った。

「流石ポートマフィアと言いたいところだが、そんなもんかい!!!」

次々と攻撃を繰り出す中原に広津も対応するが、

「遅ぇ!」

中也が広津の肩に蹴りを入れる、しかし、広津が中也を捕まえて笑う。
「捕まえたぞ」

「あんたの異能は効かねぇーよ。」

後ろから治が中也の首に触れて

「此で重力は君の手から離れた。」

「あぁん?」

「僕の異能無効化能力でね」

「さぁ、小僧。後悔の時間だ。」

「くっ!」

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