第3章 アレン、入団する
食堂に行くとファインダーやエクソシストなど沢山の人で賑わっていた。
私とユウはそれぞれ食べたいものを注文し、かろうじて空いていた席に着く。黙々と食べていると聞き覚えのある声がした。
「神田、みずきおはよう!」
「リナリー!おはよう!」
「……………」
相変わらずユウは返事をしない。私とリナリーがじっと見つめているとチッと舌打ちをしてあぁとだけ呟いた。
リナリーはにっこり笑うと、私に話しかけた。
「ねぇ、昼から科学班の人たちと兄さんの所にコーヒー配りに行くんだけど、みずきも一緒に来ない?またみんな徹夜してラボに篭ってるのよ」
「んーそうだね……じゃあ一緒に行こうかな!ユウは一緒に「行くわけねえだろ。俺は修練場にでも行く」だよねー」
そうして朝ご飯を食べ終わった後、鍛練をして昼ご飯を食べてから私とリナリーは科学班の人たちの所へ、ユウは修練場へ行った。