第6章 想いが届く日
「まだ2回しか会ってないけど、俺はお前のことが「あれ?みずき?何してんだ?」
ティキがやっと言い始めたと思ったら、私を呼ぶ声がした。声がした方を見ると、いつも教団で見かける顔があった。
「あれ?班長?なんでこんなとこにいるんですか?」
「いや、久しぶりに休みだからぶらぶらしようかと思ってな。お前は何でここにいるんだ?というかその人誰だ?」
「この人はティキです。前に南アメリカで知り合ったんですけど、ちょっと買い物しに出たら偶然また会ったので話してました。っていうか班長が休みって珍しいですね〜」
「他のみんなに無理矢理取らされてな……」
「確かに班長って働いてるイメージしかないですもんね……たまには休んだ方が良いですよ」
「そうだな…」