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白の私、黒の貴方

第6章 想いが届く日


「それで、その話っていうのなんだが……ちょっとここじゃ話しにくいから、場所移動してもいいか?」


「あ、うん。いいよ」


そうして私はティキの後をついていく。賑やかな人たちの群れから出て路地裏へ出た。


「まあ、ここなら誰もいないか……」


「ん?人がいない方が良いの?」


「まあな。で、話っていうのはだな……」


そこで言葉を切る。そんなに言いにくい話をするのだろうか。しばらくティキは視線を彷徨わせていたが、覚悟を決めたように深呼吸をして私の方を見る。
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