第5章 想いの正体
「そっか……2人は大丈夫なの?」
「うん。リナリーは眠ってる間ずっとアレンが守ってて、アレンはギリギリで救出されたからね」
「そう…なら良かった。ありがとね、教えてくれて。修理頑張ってね!………倒れない程度に」
「あはは……ありがとう、頑張るよ」
教団がボロボロになっていた理由は分かった。室長は今度しめるとして、私はまずイノセンスを渡しにヘブラスカの所へ行くことにした。
ヘブラスカの所へ行くと、前からあの少年が来る。ジョニーがアレンはリナリーを助けたって言ってたし、おそらく信用できるのだろう。
「あっ貴女は……」
「みずき、神崎みずき。貴方がリナリーを助けたんでしょ?ありがとう」
「い、いえ。紳士として女性を助けるのは当然の事ですから……」
「そう、私貴方を信用する事にしたから。改めてよろしくね、アレン」
「信用、してくれるんですか?ありがとうございます!こちらこそよろしくおねがいしますね、みずきさん!」