第4章 再会
宿に着くとファインダーの人がこちらへ寄ってきた。
「エクソシスト様!一体どこへ行かれてたのですか?」
「朝の散歩をしてきてただけ。ちょっと待ってて、今準備してくる」
「分かりました。では私はチェックアウトの手続きをしてまいります」
そう言って私は部屋、ファインダーの人はフロントへと別れた。
部屋に着いた私はそのままベッドに倒れ込む。しばらく赤い顔を隠すように布団に顔を埋めていた。
このティキの事を考えるとドキドキしてよく分からなくなる気持ちは何なのだろうか。自分ではよくわからない。
教団に戻ったらリナリーに相談することにして、私は気持ちを引き締めるために団服とイノセンスを身に付けた。