第4章 再会
「私はみずき。神崎みずきです。貴方は?」
「俺はティキ。ティキ・ミック。みずきね………。よろしく」
「よろしく…お願いします。ティキ…さん」
「さんはいらないよ、ティキで良い。敬語もなくていいから」
「分かりま……分かった。じゃあよろしく、ティキ」
しばらく2人で世間話していると段々と日が昇ってきた。そろそろ宿に戻らないといけない。ティキも戻らないといけないのか世間話を切り上げた。
「じゃあみずき、俺は戻らないといけないから。また今度会えたらな!」
「うん、じゃあまた今度!」
そうして私たちはそれぞれ背を向けて帰っていった。今度はいつ、どこで会えるのだろうか。またという約束ができて嬉しくて、私は少しはにかみながら宿へ戻った。