第3章 アレン、入団する
少年の元へ着くと少年とユウが対峙していた。少年の片腕はイノセンスのような光を帯びている。
「まぁいい。中身を見れば分かることだ」
そう言ってユウは少年に斬りかかる。
「ちょっと待った!」
自分のイノセンスでユウを止めて、ユウと少年の間に入る。
「お前斬られたいのか?そこを退け。アクマだったらどうすんだよ」
「退かないよ。それに多分この少年はアクマじゃない」
すると無線から声が聞こえてきた。
『あった!ありました!クロス元帥からの手紙です!』
『読んで!』
『“コムイヘ 近々アレンというガキをそっちに送るのでよろしくなbyクロス”です』
「……ほらね」
「……………チッ」
「ほら、早く六幻の発動解いて!鍛練に付き合うから」
「………わかった。行くぞ」
リナリーに急かされて、会話中に開いた正門から中に入る。修練場に行こうとするとさっきの少年に呼び止められた。