第3章 アレン、入団する
『すいませーーん!クロス・マリアン神父の紹介で来た、アレン・ウォーカーです。教団の幹部の方に謁見したいのですが……』
やはり元帥の知り合いだったか。周りからもあの人生きてたのかという声が上がる。
「紹介って言ってますけど、室長なんか聞いてます?」
「………知らない」
知らないのかよ。
「じゃあ後ろの門番の身体検査受けて」
《レントゲン検査!アクマか人間か判別!!………こいつアウトォォオオ!!!額のペンタクルに呪われてやがる!ペンタクルはアクマの印!!こいつ奴等の…千年伯爵の仲間だー!!!》
でもアクマが元帥のゴーレムを連れて、しかも単身でやって来るものなのだろうか?しかも紹介というのなら紹介状かなんかを送られているはず。一応室長に机の整理をするように言い、あの少年の元へ行く。