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ボーダーライン 【爆豪派閥】

第3章 新たなる脅威


戦闘訓練翌日。そろそろ学校へつくころかと言うときにマスコミの軍団がかなり出来上がっていた。やはり話題はオールマイトの雄英教師就任。あのオールマイトが、って事なんだろうけどこうも道を占領されちゃ迷惑行為だし、ネタを追いかけるのがマスコミのお仕事だけど、他人に迷惑掛けちゃ敵と同じね。マスコミを尻目に校門へ向かう。途中マイクを向けられ質問をされたけど全て無視してやった。一個答えると調子に乗って何度も似たようなことを聞いてくる。足を止めることなく教室へ向かった。

クラスのドアを開けるとほとんどの子が来ていて、まばらに「おはよう」と挨拶を交わす。

「おはよう~。すっごいマスコミの数やったね~。」

「あれだけ多いと困るよね。」

お茶子とあたりさわりない世間話をしていると、相澤先生がやってきた。朝のSHLだ。今日もだるそうにしている先生をみると少し笑ってしまいそうになる。委員会を決めると聞いた瞬間みんなが沸きに沸いた。私は他を兼任するなんて重要なことは一切できないから手を挙げない。飯田君が言った投票制で、私は緑谷君に票を入れた。戦闘訓練の状況や設定を理解してない云々はさておいても、頭脳派で他を惹きつける力は充分にある。という事で、委員長は緑谷君、副委員長はヤオモモに決定した。

その後はゆるゆると時間が流れて、平穏な時間であった。


昼休みまでは。



「原操~、一緒に飯食わね?」

「俺たちも一緒だけどな。」

上鳴君が私に声をかけてきてくれたその後ろから瀬呂君も現れて上鳴君の肩を組む。瀬呂君が親指を向けている方向には爆豪君と切島君もいる。

「逆に、こっちがいいの?」

「何言ってんだよ、一緒に行こうぜ?」

「う、うん!」

こんなイケメン達に囲まれてどうしましょう。どうしましょったらどうしましょ。



クックヒーローランチラッシュが作るご飯は底しえに美味しいと聞く。というか美味しいです、本当に。今日は何しようかな~って考えながらメニューを見る。他の4人はあーだこーだといいながら決めている。うーん、今日は洋食の気分だからパスタ。粉チーズ増し増しで。「原操って案外偏食なんだな」と瀬呂君にチーズかけ過ぎという遠回しなご指摘を受けた。チーズが美味しいのが悪い。
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