• テキストサイズ

獅子と猫〈ヒカルの碁〉

第2章 進藤ヒカル


(次こそは負けないように、塔矢くんに追いつけるように明日は絶対に勝つ…!)

そんなことを考えながら先程の塔矢くんとの対局を並べていると、向こうからザワザワとどよめきが聞こえてきた。


「えっ……負けた…?」


「負けたのかいアキラくん!?」


「2目差で?」


…塔矢くんが負けた?そんなことあるの…?



疑いつつも塔矢くんのもとへと行き、盤を見ると
















…本当だ。2目差で塔矢くんが負けている。ずっと一緒に碁を打ってきた私でさえ勝てたことないのに。そしてさらに驚いたのは市河さんの言葉。


「ちょっと待ってよ!負けたってホントなのアキラくん!だってあの子今まで一度も対局したことがないって言ったのよ!」














どういうこと…!?


















一度も対局したことがない?
/ 4ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp