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ヴァンパイアキッス【R18】

第2章 お前はエサだ。



「まさか、こんな巡り合わせがあるとはな」


楽しみだよ、真白。

君がここに来た時点で



チェックメイトだ。



ーーバン!!


(!?)

「ああ!! ルイス! やっとエサが来たみたいだぜ!」


勢いよく部屋のドアを弾き飛ばした黒髪の男。

ルイスは頭を抱えて男を見る。


「お前はもっと静かに入れないのか、ヴァン」

「つい興奮してよぉ。早く居間に来いよ!」

「ああ。」


ヴァンはそれだけを伝えると踵を返してルイスの部屋を後にした。


しーんっと静まり返る部屋、
テーブルに置かれた瓶の中。

誰かの心臓がドクドクと脈を打つ。




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