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【イケメン戦国】ー悠久の時の中でー

第1章 タイムスリップ⁈



「舞。」

上座の織田信長が、舞さんに声をかけた。

「はい、信長様。」
「この女、どう思う。」

舞さんがきょとんと首を傾げると、髪がサラ、とこぼれた。

「どう、とは?」
「害をなす者か、そうでないか。」

「幸帆ちゃんは、危険じゃないと思いますけど、、、
どうして私に?」

「その方が面白い。」

「信長様!」
豊臣秀吉が、織田信長に咎めるような視線を送る。

「私も、舞様と同意見です。
先程から見ていましたが、どこか舞様とまとう雰囲気が似ています」

灰色の髪の人が舞さんに微笑む。

「三成くん、、、」
それを受け、舞さんも微笑み返した。

三成、と呼ばれていた人は一転、スッと真面目な顔をして
こちらに向き直った。


「幸帆様、いくつか尋ねたいことがございます。」

言われて、背筋を伸ばす。

「貴女は、舞様とご同郷なのですか」

(、、、っ!)

「それ、本当か?」
伊達政宗が身を乗り出す。

(なんて、答えよう、、、)

同じ未来から来た、という意味でなら同郷だ。
でも、出身地までは同じでない可能性が高い。

(、、、どうしよう)

早く答えなくては、疑われる。
(私は、、、)

「失礼します。」
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