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【黒バス R18】甘く溶けて

第2章 俺だけを見て * 緑間真太郎




「何を笑っているのだよ。」

『なんだか嬉しくって、真太郎がそんな風に思っててくれたなんて。…ねぇ、真太郎。』


何だ、と私を見つめる真太郎の首に手を回し引き寄せて、優しくキスをする。

真太郎の微かな動揺が唇から伝わってきたが、お構いなしに形の良い唇に吸い付く。


「一花、突然何なのだよ…!」

『私はこういう事したいって思ってる。真太郎は?』

「そういうのは男から言うべきなのだよ。」

『なら言って?』


意地悪なこと言ってる自覚はある。

それでも、真太郎の口から聞きたかった。


暗くてよく見えないけど、微かに顔を赤く染めた真太郎の喉仏が上下するのが見える。


「…一花。」

『なぁに?』

「…お前が欲しい。」





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