• テキストサイズ

【YouTuber】君と一緒に【短編集】

第1章 けんか[東海てつや]


「てつやの迷惑になってたなら、ごめんっ」
「あちょ、おま.....」
は外へ駆け出して行った。

「あーあ、やちゃった。」
「さすがにねぇ」
彼女が居てフリーの人よりは女性の気持ちが少しわかる虫眼鏡としばゆー。

「なんで?俺はただ素直な気持ちを言っただけじゃん。」

「それ、素直な気持ちじゃなよ。」
は?と不思議そうな顔をして首をかしげるてつや。

「てつやはに誘われて照れ臭いんだよ」
そうりょうが言うがてつやは分かってないようになんで?と聞く。

「はぁ」りょうがため息をつき問いに答える。
「てつやはがすきなんだよ。
ふとした瞬間ずっと目で追いかけてるし、と遊びに行ったら次の日は自慢見たいに話して来るし。

そろそろ自覚した方がいいよ。」

りょうが話終えるとてつやは固まっていた。

「わかったなら探してきなよ、姫を。」

てつやは玄関に走り出そうとしたが一旦止まって、

「ありがとな!」

そういい背を向けて走り出した。
その背中は自分に自信を持ったように見えた。

____________

てつやは岡崎中を駆け巡った。
あいつのことだから遠くには行かないだろうと信じて。

かなり走ってそろそろきつくなってきた頃
「居たっ!」
と叫んだその声には気付き気まずさで走り出した。
が、直ぐ追いつかれ手を捕まれ抱き締められた。

「ごめん。」

人生で経験することすらないと思っていた、少女漫画見たいなシーンに喧嘩中なのにドキドキしてしまう。

「花見みんなで行こう。」

「なんで?めんどくさいんじゃないの?」

「めんどくさいとかじゃなくて、」

「ただの照れ隠しだった。」
照れ隠し?とは聞く。

「.....そ、照れ隠し。誘われてただ嬉しかっただけだ。」

「だからみんなで花見行こうな!」

告白はしなかった。喧嘩の後に告白は何か臭いなと思ったし、てつやももまだ自由の実の方が楽だろうとと感じたから。

「うん、ありがとう。」


家帰ったらみんなに礼しないとな。
/ 11ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp