第2章 ハートの海賊団
「そうと決まれば出港だね!ログも貯まったみたいだし」
ベポは出港の準備をしに行った。
「今日は宴会だー!」
「リンのための宴会だー!」
出会った時と同じようにシャチとペンギンは騒ぎながら、夜ご飯の用意をしに行った。
(賑やかな船で楽しそうだな…)
私が自然と微笑んでいると、ローさんが近づいてきた。
「おいリン、船を案内する。こっちこい。」
「はい、!!ローさんよろしくお願いします。」
ローさんはこっちを睨んでいるみたい…
まだちょっと怖い…カモ、
「…呼び捨てでいい。敬語もいらねェ。行くぞ」
「はい、いや、うん!!わかったロー。」
それにしても船の中は広いなぁ。慣れるまでは迷いそう…
「おいそこ段差高けェから気をつけ…」
「…ん?…え」
(落ちるっ…!!)
私は怖さに目を瞑った。