第6章 後同行願います…
「ねぇ赤司くん。
そんなに生活不自由なら、私と一緒にはっちゃけようよ?」
「断る」
「え…………」
なぜだ、不自由なんだろう…はっちゃけようよ…
「なんなら、私の下にいてもいいけど」
「は?」
「師匠ってよんでもいいよー」
その、お前の下なんかにいたかねーよ
とでも言いたそうな顔してますねー…
「そんな勝負だかなんだか、めんどくさいじゃん?
テストの点争うのとか、部活の試合そかの勝敗とか」
私は、そんなこと微塵も気にせず生きてきたから
「君みたいな勝敗の最中に生きてるような人は理解できないんだよね」
君みたいな、
赤司みたいな人ね。