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【黒子のバスケ】変態女子に恋してすみません!!!

第1章 遅い体質


「おい、卯月」






昼休みに、お姉ちゃんにもらった中古の本を読み更けっていたところ






担任が困った顔で私を見下ろしていた





おい、とか言ったけど女の先生です……





呼ばれて顔をあげたとたんに顔にペシッ、と紙の束を押し付けられる






「ひぎゃっ……先生なんですか!」





「いい加減にしろ!お前………恥ずかしくないのかこの数字で!」






数字?





「………確かに、私が昨日読んでたのは二巻でこれは四巻ですが」






「バカ、BL本の巻数の話はしてないよ」






あ、今ごろだけど先生も公認なのね……





「じゃ、なんですかー






怒っていると化粧にヒビ入りますよ~」





「安心しろ、今日はヒビが入ったときのために薄めに………じゃねぇよ








このテスト」






まだ途中だったのに、と心惜しく本を閉じてひらひらと振られる紙を受け取って開いた
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